未来のコンビニには、いったい何が売っているのだろう。
そんなことを、ふと考えることがあります。
今のコンビニにも、すでにたくさんのものが並んでいます。
おにぎり、パン、お弁当、飲み物、お菓子、日用品。
必要なものが、だいたいそろっている場所。
それがコンビニなのかもしれません。
でも未来のコンビニは、もっと少し不思議な場所になっている気がします。
たとえば、棚に並んでいるのは、ただの商品だけではないのかもしれません。
その日の体調に合わせて選んでくれる飲み物。
疲れた心を少し落ち着かせてくれる音楽。
眠れない夜に、やさしく部屋を照らしてくれる小さな光。
そんなものが、当たり前のように売られている未来もあるのかもしれません。
レジに並ばなくても、手に取っただけで会計が終わる。
AIが「今日は少し疲れていませんか」と、静かにおすすめを出してくれる。
お弁当も、ただ温めるだけではなく、
その人の好みや体調に合わせて、味や栄養を少し変えてくれるかもしれません。
それは便利な未来です。
でも、少しだけ寂しさもあります。
深夜のコンビニで聞こえる、あの小さな入店音。
まぶしすぎる白い照明。
誰かが買っていく缶コーヒー。
コピー機の音。
レジ袋のかすかな音。
そういう何でもない風景まで、未来には変わってしまうのかもしれません。
未来のコンビニには、空飛ぶ配送用の小さなドローンが待機しているかもしれません。
店内には人型ロボットがいて、淡々と商品を補充しているかもしれません。
棚には、宇宙旅行用の軽食や、仮想空間で使うチケット、
一日の気分を記録する小さな端末なんかも並んでいるかもしれません。
けれど、どれだけ未来になっても、
コンビニに求めるものは、あまり変わらない気もします。
お腹がすいたときに、何か食べるものがある。
少し疲れたときに、飲み物を買える。
夜道の途中で、明るい場所がある。
それだけで、人は少し安心できるのだと思います。
未来のコンビニには、便利なものがたくさん売っているのでしょう。
今では想像もできない商品も、きっと並んでいるはずです。
でも本当に売っていてほしいものは、
未来らしいすごいものだけではないのかもしれません。
少し休める時間。
誰にも責められない明るさ。
ひとりでも大丈夫だと思える空気。
そんなものが、未来のコンビニにも残っていてほしいです。
未来のコンビニには何が売っているのだろう。
それは商品だけではなく、
人が少し安心して帰れるための、
小さな未来なのかもしれません。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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