2026年2月12日木曜日

海の未来

海の未来を、
誰が決めるのだろう。

波は今日も変わらず、
岸を撫でているのに、
その奥で、
静かに何かが変わっている。

青は永遠の色だと、
子どもの頃は思っていた。

けれど本当は、
揺らぎやすい色だった。

流れ着くもの。
沈んでいくもの。
見えない場所で増えていくもの。

海は何も言わない。
ただ、
すべてを受け止めてしまう。

魚の群れが、
いつもと違う方向へ泳ぐ。
珊瑚の色が、
少しずつ薄くなる。

それでも波は、
きれいな音を立てる。

私たちはその音に、
安心してしまう。

海の未来は、
遠い話のようで、
毎日の選択の中にある。

何を使い、
何を捨て、
何を守ろうとするのか。

小さな行動が、
やがて大きな潮流になる。

海は広い。
けれど、
無限ではない。

水平線の向こうにも、
同じ空が続いている。

その下で、
生きものたちが呼吸している。

海の未来は、
まだ白紙だ。

青を守れるか、
濁らせてしまうか。

波の音を、
ただのBGMにしないでいたい。

足元の砂の感触を、
忘れないでいたい。

いつか未来の誰かが、
同じように海を見て、
「きれいだ」と言えるように。

今日も波は寄せては返す。

そのリズムの中に、
私たちの選択も、
静かに混ざっている。

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