2026年6月7日日曜日

空に街が浮かぶ時代が来たら

もしも、空に街が浮かぶ時代が来たら。

朝、窓を開けたときに、
遠くの雲の上に、
小さな街の灯りが見えるのかもしれません。

ビルが空に浮かび、
道が雲のあいだを通り、
人々が地上ではなく、
空の上で暮らしている。

そんな未来を想像すると、
少し不思議で、
少し怖くて、
それでも少しだけ胸が高鳴ります。

空に浮かぶ街では、
朝日が地上よりも早く届くのでしょうか。

夜になれば、
星の近くで家の明かりがともり、
街全体がひとつの星座のように見えるのかもしれません。

そこに住む人たちは、
地上を見下ろしながら、
昔の暮らしを思い出すのでしょうか。

車の音。
雨に濡れた道。
駅前の人混み。
コンビニの明かり。

空の街がどれだけ便利でも、
地上にしかないものも、
きっとたくさん残る気がします。

土の匂い。
川の流れ。
坂道の疲れ。
夕方の商店街。

未来は、
今よりずっとすごいものになるのかもしれません。

けれど、
人が本当にほしいものは、
意外とあまり変わらないのかもしれません。

安心して眠れる場所。
誰かと話せる時間。
帰ってきたと思える明かり。

空に街が浮かぶ時代が来ても、
人はきっと、
どこかに自分の居場所を探すのだと思います。

高い空の上にいても、
心まで浮いたままでは、
少し寂しいからです。

だから未来の街には、
ただ便利な機械や、
すごい技術だけではなく、
人がほっとできる場所もあってほしいです。

雲の上の公園。
空に浮かぶ小さな本屋。
夕日を眺めるベンチ。
風の音が聞こえる静かな道。

そんなものがある未来なら、
空に街が浮かんでも、
少しやさしい世界に見える気がします。

空に街が浮かぶ時代。

それは、
ただ人間が高い場所へ行く未来ではなく、
地上で大切にしてきたものを、
空の上にも持っていく時代なのかもしれません。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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